ストーリー
遡ること2022年。すべては、私たちのチームメンバーの1人である、沖縄で研究者をしていたメンバーの実体験から始まりました。
彼女は当時沖縄で緊急に性感染症(STD)検査を受診する必要がありました。
しかしながら、実際に性感染症(STD)検査をするために婦人科クリニックを数軒あたったものの、検査をしてくれるクリニックにすぐには出会えず、3軒目の婦人科でようやく検査を受診することができました。
どうにか受診できたものの、彼女を驚かせたのはその検査費用でした。
彼女の症状から健康保険が適用されるのは細菌感染の検査のみで、その他の検査費用はすべて自己負担となってしまいました。
社会人になったばかりの彼女にとって、これは決して安くはない出費でした。
さらには結果が出るまでに1週間近くかかったこと、そして、結果を受け取るには同じ医師に再度予約受診する必要があったということも彼女を驚かせたことの1つでした。
2023年に、彼女は東京に引っ越しました。そして、このような経験をしたのは彼女が外国人だからではなく、日本人もまた同じ問題に直面しているのだということを知りました。
こうして私たちのNado Healthは始まったのです。
課題: 日本国内における検診受診率
参考文献
[1] 左図:20~69歳女性の子宮頸がん検診受診率の比較. OECE Stat Web Browser. Organization for Economic Co-operation and Development, Health care utilisation (2021) URL: https://stats.oecd.org/Index.aspx?QueryId=30159 [Last Accessed 2024 Feb 17]
[2] 米ホロジック社「世界ウィメンズヘルス指数_2020年グローバルレポート」
URL: https://hologic.co.jp/dcms_media/other/GWHI_2020年グローバルレポート.pdf [Last Accessed 2024 Feb 23]
一方で、感染症の発症率は増加傾向に
国立感染症研究所(NIID)によると
特に梅毒は近年急増しており、男性では20~40代, 女性では20代に多い状況が継続している。[4]
書誌
[3] 梅毒3年連続最多 1万3251人、増加止まらず, Web Article from Mainichi Newspaper as of Nov 25, 2023: https://mainichi.jp/articles/20231125/ddm/012/040/082000c
[4] 国立感染症研究所(NIID)「感染症発生動向調査における近年の梅毒の動向―2023年第1週~39週診断例を中心に―」(IASR Vol. 44: 2023年12月号)
URL: https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2617-related-articles/related-articles-526/12419-526r08.html [Last Accessed: 17 Feb 2024]
ミッション
私たちは、下記の3つの領域に注力しています
また、性感染症への罹患を予防する講習の提供やエビデンスに基づく医療体制の確立にも関心を寄せています
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1. 検査受診率の向上
検査をよりリーズナブルに、また検査するまでのプロセスをシンプルにすることで検査受診のハードルを低くする
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2. プライバシーと自由の確保
受診者が何を検査するか、データを誰と共有するかを自由に選択できるようにする
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3. フェムテック分野の強化
女性の性の健康に関する研究を加速させる
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